ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは、インフルエンザ感染が流行するシーズンに対抗するため、新しい診断装置を導入いたしました。
高感度ウィルス検出機器「富士ドライケムIMMUNO AG1」です。
富士ドライケムIMMUNO AG1
インフルエンザの発症初期はウィルス量が少ないため、従来の迅速診断キットでは正しく診断することができず、熱が出ても半日以上待つ必要がありました。
当院で導入したIMMUNO AG1は、写真現像技術の応用で検査試薬が約100倍に増幅されるため、高感度検査を実現しています。。。ってこれ、すごいですよね、さすが富士フィルムです!!
高感度化されたことで、従来の迅速診断キット法との比較試験では、検出感度が約16倍も向上したと報告されています。
さらに、熱発して6時間以内の感染初期における検査感度も飛躍的に改善しており、「まだ熱が出たばかりなので検査するには早すぎます」という問題の打開策にもなり得ると思われます。
耳鼻咽喉科は「鼻やノドの粘膜変化から病気を探り出す」という診断能力を専門としています。そのため、風邪やインフルエンザなどの「上気道感染症」は最も得意とする分野です。
当院では「上気道粘膜の微細な変化を診断する」医療技術に加えて、最新の高感度検査装置を併用することで、インフルエンザ感染の早期診断と重症化の防止を目指します。
。。。ちなみにIMMUNO AG1、なんだか「ガンダムAGE-1」に似ていると思うのは、私だけでしょうか。。。
ガンダムAGEはAGEシステムによりパーツを換装することで、「ノーマル」「タイタス」「スパロー」の3形態に変化して戦闘能力が変わるわけですが、IMMUNO AG1も実は、試薬キットの変更で「インフルエンザウィルス」「アデノウィルス」「溶血性レンサ球菌(溶連菌)」と3つの検査に対応します。。。。うわ、けっこうかぶってますね!
2013年12月23日
インフルエンザの高感度検査装置を導入
posted by BB at 03:46| Comment(0)
| クリニック設備
この記事へのコメント
コメントを書く