2010年08月07日

相模原臨床アレルギーセミナー2日目

ふくいわ耳鼻咽喉科クリニック院長は本日も相模原臨床アレルギーセミナーに出席してきました。

前日と同様、パシフィコ横浜です。朝8時20分からセミナーが始まりました。。。。
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2日目は、喘息の検査方法、皮膚パッチテストの検査方法、そして今回の参加目的である免疫療法に関する講義が中心です。

(午前)
気道過敏性検査
プリックテストの適応
パッチテストの適応
呼気NOなどバイオマーカーについて
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
アレルゲン免疫療法の実際と注意点
スギ花粉症の免疫療法と舌下免疫療法

花粉症などのアレルギー性鼻炎に対して、当院では薬物療法、アルゴンプラズマによる手術療法を行っていますが、いずれもアレルギー反応を根本的に治癒させる治療ではありません。これに対して、アレルゲン免疫療法は唯一、アレルギー反応を根本的に「なくす」治療方法です。

具体的には、ハウスダストやスギ花粉などの原因物質(アレルゲン)を週1回、少量ずつ皮下注射して体を慣らしてくことで、アレルギー反応を抑制するものです。

ただし実施にあたっては、長期的通院(週1回を20回、その後は4-8週間1回を3年間)が必要になるので、患者さんがなるべく負担なく通院できるようにしっかりした診療体制を整える必要があること、また稀に副作用(アナフィラキシー反応)がでるので、常にその対応ができるよう院内設備・体制を整えておくこと等が必要となります。

世界のアレルギー診療では最も活用されている治療法ですが、その中にあって日本は免疫療法の施行率が「非常に低い」ことが問題となっているようです。

今回のセミナーで呼吸器内科・耳鼻咽喉科の2診療科における免疫療法の施行方法を学ぶことができました。勤務医時代には行っていた免疫療法ですが、改めて基本から学び、さらに最新の知識を得たことで、医師一人の診療所で安全に治療する手順を構築できました。


(午後)
ペットアレルゲンの特徴
空中花粉と花粉症
喘息の疫学
環境真菌と喘息
アトピー性皮膚炎の管理
食物アレルゲンの特徴と臨床応用

午後からは喘息に関するセミナーが続きましたが、耳鼻咽喉科外来でもアレルギー性鼻炎に喘息を伴う例が来院するケースが良くありますので、今回の講義は非常に勉強になりました。

また、口腔アレルギー症候群も耳鼻咽喉科診療で遭遇する疾患ですが、食物アレルギーに関するセミナーで多くの知識を身につけることが出来ました。さらに食物アレルギーへの関心を強める必要性を感じ、今後学ぶべき課題としました。
posted by BB at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 臨床研究
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