![fec_room1](http://fec.sakura.ne.jp/sblo_files/fecblog/image/IMG_07861A1A1A1A1A1A1A1AR1As1A5B-thumbnail2.jpg)
内視鏡での診療は、従来医師にしか見えていなかった耳の中を患者様ご本人に見てもらうことで、現在の状況把握をしてもらえるという利点がありますし、さらに画像をファイリングすることで前回診察時の所見と現在画像を並べて比較できる利点もあります。
耳や鼻、のどなどの耳鼻咽喉科領域は、医師が直接臓器を目で見て病気を確認・治療することができるのが特徴ですが、逆に医師以外には耳・鼻の中をのぞくことができなくて、診察風景を見られた場合「なんかひとりで狭いところを覗き込んでごそごそやってるな。。。」という印象を与えてしまっているのではないか、と以前から危惧していました。。。。ちょっと考えすぎなのでしょうが。。。
そんな思いもあって、診療に関することはとにかくなんでも情報提供して疾患に関するデータを医師・患者が共有すべきだと考えて、この内視鏡システムを導入しました。
おかげさまで来院された方々にも好評なのですが、実は自分にとってもよかったことがありました。
自身も耳掃除が大好きで、ついつい綿棒とか使いすぎて外耳炎になることがしばしばあったのですが、内視鏡で自分の耳の中を見たら予想以上にダメージがあることに気づいてしまいました。
![0005.jpg](http://fec.sakura.ne.jp/sblo_files/fecblog/image/0005-thumbnail2.jpg)
左耳の中ですが、底部が赤くなっています。完全に外耳炎です。
いつも見慣れているはずの耳内所見なのに、自身の思わぬリアルな画像にかなりビックリしてしまいました。。。すぐさま耳いじりをやめて治療を行いました。。。。
![0001.jpg](http://fec.sakura.ne.jp/sblo_files/fecblog/image/0001-thumbnail2.jpg)
そのかいあってすっかりきれいになりました。
そういったわけで、内視鏡システムの導入で得られたことは「耳のいじりすぎは要注意」ということです。。。皆様もお気をつけください。
。。。しかし耳の穴を触ると「神経の働きで気持ちよくなる仕組み」があるので、なかなかやめられないのです。。。