2010年01月27日

スギ花粉症ではなくて急性副鼻腔炎

昨日のブログで「風邪ではなくてスギ花粉症」という病態をご説明したのですが、逆パターンもありますのでご紹介です。

例年スギ花粉症を発症する方で、今年もここ数日、鼻水が出て鼻が詰まり頭痛もしてきた、という例なのですが、鼻の中を覗いてみますと、黄色っぽいネバネバの鼻水(膿性鼻汁)が多量に存在しています。顔面レントゲンを撮影しますと、顔の骨の中にある空洞(副鼻腔)に強い影を認めます。

鼻からノドにかけて鼻水の流れ込みがあり、下咽頭(食道と口とのつなぎ目)には黄色い痰のような膿汁が溜まっています。。。。後鼻漏といって鼻から流れ込んだものがたまったものです。

これは副鼻腔炎の典型的なパターンです。
この例では局所処置(鼻の中の清掃、ネブライザー療法)、感染症に対する化学療法(抗菌剤内服)が必要となります。

花粉飛散時期は、鼻症状があるとすぐにスギ花粉症と考えがちですが、異なる病態も多数ありますので、やはり鼻やノドをしっかり診察することが大事です。
posted by BB at 23:10| Comment(2) | TrackBack(0) | クリニック診療