2009年02月17日

待ち時間表示システムを改良

先日のブログでもお伝えしましたが、ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックでは患者様混雑状況の緩和目的に「待ち時間表示システム」を導入しています。これまでのシステムでは「現在お呼出し番号」「待ち人数」「待ち時間予測」の3つを表示していましたが、制作元のピーシーファクトリー様によりシステムが改良され、新たに「診察待ちの患者様番号」が一覧で表示されるようになりました。よく銀行や市役所などで見かけるようなシステムです。
このプログラムの設定をいじらせてもらいまして、ふくいわ耳鼻咽喉科クリニック風にアレンジしてみました。

clinicwait_fec.gif

初診、再診をそれぞれ色分けして表示するのは標準仕様ですが、それに加えて「来院して診察受付したが、待ち時間があるのでいったん外に出る、いわゆる外出中」の番号を色分けしてみました。さらに「外出中の患者様番号は表示されても待ち時間にはカウントしない」ようにしました。ちょっと意味が伝わりにくいかもしれませんが、具体的には「診察が5人待ちで、そのうち2人が外出していたら、実際の待ち時間は3人診察するのに必要な時間」という計算式です。

これまでは診察待ち人数が表示されるだけだったのが、今回のシステムではその内訳が表示されることでより待ち時間が明確になることを期待しています。

まず数日は自分のPC上でこっそり導入してみましたが、自分の思っていた以上に予測時間が正確なのに驚きました。。。。さらに細かい微調整をかけた結果、正式導入してみました。すると、従来のものよりも見やすくなったと御高評を頂くようになりました。

朝一番や学校が終わった夕方など、患者様の受付が同時間に複数名重なったりしますと、どうしても待ち時間が生じてしまいますが、このシステムがあることで「ちょっと買い物にいってきます」「ちょっと銀行へいってきます」などと時間を有効にお使いいただけているご様子です。

自分の診療理念が「説明はじっくりと、しかし診断と治療は的確かつ迅速に行うことで、診療時間の最適化を目指します。」となっていますので、診療時間を削って待ち時間を減らすことはできませんが、待ち時間の有効利用という観点からこのシステムの導入は大変有効であると思いました。
posted by BB at 23:30| Comment(2) | TrackBack(1) | クリニック設備

2009年02月01日

がん治療認定医 試験合格!

ふくいわ耳鼻咽喉科クリニックは昨年11月1日新規開設しましたが、それと平行して密かに(?)進めていたことがありました。
それは、日本がん治療認定医機構が定める資格「がん治療認定医」を取得することです。この資格を取得するためには、がん治療に関する学会発表や学術論文を過去に発表していること、がん治療に専門医として携わっていること、などの各種経験が必要であり、それらをクリアーした上で、試験に合格しなければなりません。。。
去る1月10日と11日の2日間、がん治療認定医セミナーを受講し、あわせて1月11日に試験を受けてきました。セミナーは東京ビッグサイトで3000名が一斉に受講するもので、朝9時から夜7時までみっちり講義。その後、ホテルでカンズメ状態で勉強し、翌日の試験に臨みました。

何せ新規開業で始まったばかりなのに、クリニックを新年早々いきなり休診にして受講したので、実はかなりのプレッシャーを感じていました。正月も勉強でしたし。。。

しかし、その甲斐あってか、本日「重要書類」と書かれた封筒が届き、「合格通知」がはいっておりました!!

・・・本当にうれしかったです、というかほっとしました。。。

「頭頸部癌の早期診断」を目指すクリニックですので、全科の癌診療を総論的に学ぶ必要を感じて今回の受験となったのですが、何とか試験合格ということでよかったです。
今後は過去の業績などを含めて審査申請を行い、書類審査のうえ3月に結果発表があるということで、いまからその準備です。
posted by BB at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記